嫌われる勇気!chapter7「より大きな共同体の声を聴け」アドラー心理学 解釈
2017 年1月12日スタート
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連続ドラマが始まりました
嫌われる勇気こそ人に好かれる極意!
アドラー心理学の5原則まとめ
http://yagi-coach.com/ningenkankei/kirawareru-yuuki/
《 出発点とゴール 》
庵堂やアドラーの考えに
納得できない時があるという 青山
「あの人たちの考えって、
"人のことは気にするな"
"嫌われる勇気"を持って
好きに生きろって
受け取られかねません。
それじゃ、
自分勝手と思われてしまって、
社会生活がなりたちませんよね。」
『うーん、確かに。
"嫌われる勇気"を持つだけ
ではいけません。
あくまで
それは'"出発点"であって、
目指すべき ゴール は
別のところにあるんです。』
「じゃあ、アドラー心理学の
ゴール って?」
『 共同体感覚 です。
あなたは共同体という
言葉を聞いて、
どのような枠組みを
イメージしますか? 』
「家庭や学校、職場といった
ところでしょうか。」
『確かにそれも共同体です。
しかし、共同体というのは
家族や職場に限定されたもの
でしょうか。』
『もっと大きな枠組みで考える
ことはできませんか?
例えばこの国、
あるいは世界。
ひいては宇宙全体が
1つの共同体だと。』
「宇宙!?」
『私じゃありませんよ、
アドラーがそう言ったんです。』
「スケールが大き過ぎて
脳みそが追いつきません。」
『全ての他者は
私の共同体に属する仲間である。
仲間に囲まれた私は、
ここにいることを許されている。
ここには私の居場所があり、
私が貢献すべき他者がある
これが共同体感覚とよばれる
考え方です。』
「ちょっ、
ちょっと待ってください!
まさか庵堂さんもその共同体感覚
を持っているというんですか。」
『もちろんです。』
「でも、あんまりそんな風には..」
『見えませんか?』
「そもそも、
"嫌われる勇気"と
"共同体感覚"って..
なんかこう矛盾している
ような気がするんですけど。」
『青山くん、
そこが理解できなければ、
ここから先に進むことはできませんよ。』
〈 事件に隠れた真実 〉
過去に例のない 犯罪事件。
犯人の目的とは・・
「これまでの犯行からして
犯人には大きな矛盾が
あります。」
「まず犯人は警察に
爆弾を持ち込み、
クイズを出して
庵堂くんや人質を
翻弄しています。」
典型的な劇場型と思える犯行
「しかし、劇場型の犯罪というのは、
世間を騒がせて充実感を覚えるものです。
ですが、
今回の犯人は違っています。
外部に知られることのない
ように、細心の注意を払って
います。」
『クイズを仕掛けた場所に
ヒントがあるなら、
クイズの答えにも
ヒントが隠されているかも
しれません。』
「これまでの行動から推測すると、
犯人はある覚悟を持って
事件を企てているんじゃない
かと思います。」
「ええ、こういうタイプの犯罪者は
得てして大胆な行動を取りやすい。
おそらく、犯人は犯行現場の近くで
様子を伺っているのかもしれませんね。」
〈 自分の決断を信じる 〉
「自分の命が心配か、
可哀想だな。
あの女は戻ってこない、
自分の命が惜しいからだ。
あの女と同じ職場になった
自分の運命を恨むんだな。」
『あなたは、
仲間を信じたことは
ないんですか。
僕は言いましたよね、
"庵堂さんを信じる"
自分を信じるって。
最後まで僕は、
"僕の決断を信じます"。』
「私も信じます。
蘭子さんのこと。」
「僕も信じています。」
「もちろん、俺だって。」
〈 自分の居場所 〉
『佐藤さん、
あなたはこの42年間
無遅刻、無欠勤で、
警察官の仕事を務めあげました。
結婚もせず、
趣味も持たず。
あなたにとって、
警察は人生の全てでした。
そして半年前定年で退官した
あなたは、ようやく気付いた
自分には警察以外どこにも
居場所がないことに。
警察という共同体から
切り離され、
ただの人になったあなたは、
このまま自分が忘れさられ
ることが我慢ならなかった。
違いますか?』
「たった7通だ
去年までは年賀状が
300通きてたのが
今年はたった7通だった
分かるか
俺は人生の293通分を
警察に捧げてきたんだよ。
警察をやめてしまったら、
俺の居場所なんて
どこにもないんだよ!」
「でもな、
俺は思ってた。
警察に戻れば、
居場所はある
仕事はなくても
仲間が俺を受け入れてくれる
42年も同じ釜の飯を食ってきた
仲間だって
それなのに・・」
退官して少し経った頃
遺失物センターの様子を
覗きに行った
俺が居なくなって
困っていることがあるん
じゃないか
アドバイスの1つでも
してやろうと思ってな
そしたらなんだよ!
みんな困っているどころか
楽しそうに働いているじゃ
ないか
しかも、俺が長年懸けて
振り分けた遺失物の配列も
全部変えられちまってた
表彰してくれた警務部長も
俺のことなんか、すっかり
忘れてた
42年絶って
俺はやっと分かった
「ここまで身を捧げてきたのに
俺のことを本当に必要として
くれる人間は誰もいなかった
んだって。」
『私を警察そのものに
見立てたんですね。』
「その通りだよ。
どうせお前も覚えてない
だろうがな。」
いいじゃないの、
"みんなに必要とされて
いるんだから"
「悪いの私じゃない!
私の貢献を認めず、
まるで使い捨ての歯車の
ように扱ってきた奴らだ!」
『佐藤さん、
あなたの1人よがりの
茶番もこれで終了です。
その爆弾は偽物です。』
《 本当の貢献 》
『今のあなたは見返りばかり
を求めています。
認めてほしい
もっと誉めてほしい
大事に扱ってほしい
そればかりです。』
「ここまで身も心も警察に
捧げてきたんだそ!
認めてほしいと思うのは
当然じゃないか!」
『あなたが警察に貢献した
ことは認めます。
でも本当の貢献とは、
見返りとは無縁に行われる
ものです。
そして、あなたは今も
実際に行っています。』
『警察という共同体から
離れたあなたは、
自分の居場所がなくなった
と思っている。
でも、あなたはもっと大きな
共同体に属しているし、
そこでたくさんの貢献を
行っています。』
『あなたが
毎日42年間食べてきた
コロッケパンです。
あなたがパンを買い、
代金を支払う。
そこで支払ったお金は、
パン職人の人達に還元される
だけではありません。
小麦やバターの生産者達、
あるいはそれらを運んだ
流通業者の人達、
そして、
ガソリンを販売している
業者の人達にも、
還元されるし、
繋がっているんです。
そして、
なによりもあなたに
このパンを売っていた
お婆ちゃんの生きる力に
なっていたんです。』
『木村堂のお婆ちゃんが
言っていました
40年以上 毎日通ってくれて
いた常連さん達のおかげで
頑張ってこれたって。
それって、
あなたのことですよね。』
「すまなかった、
色々辛い思いさせて。
あんたが羨ましい..
どんな時も信じれる
人間がいて。」
〈 人間関係の裏にある真実 〉
『用があるので、
先に帰ります。』
「相変わらず
マイペースだな、あいつは。」
「そうでもありませんよ。
俺 初めて見ましたもん、
庵堂のあんな必死な顔。」
〈 共同体感覚 〉
「先生。
庵堂さん、
しっかり持ってました
共同体感覚。
嫌われる勇気と共同体感覚が
矛盾していないことも、
分かったような気がします。」
「今回の事件いい勉強になった
ようですね。」
『僕 8係に配属になって
よかったかもしれません。』
《 日常を彩るもの 》
ただ目の前に並べられた仕事を
手際よくこなしてく
コーヒーを相棒にして
いいさ
誰が褒めるでもないけど
小さなプライドを
この胸に勲章みたいに付けて
僕のした単純作業が
この世界を回り回って
まだ出会ったこともない人の
笑い声を作ってゆく
そんな些細な生き甲斐が
日常に彩りを加える
モノクロの僕の毎日に少ないけど
赤 黄色 緑
今 社会とか世界のどこかで起きる
大きな出来事を取り上げて 議論して
少し自分が高尚な人種になれた気がして
夜が明けて また小さな庶民
憧れにはほど遠くって
手を伸ばしても届かなくて
カタログは付箋したまんま
ゴミ箱へと捨てるのがオチ
そして些細な生き甲斐は
時に馬鹿馬鹿しく思える
あわてて僕は彩を探す
にじんでいても 金 銀 紫
ただいま
おかえり
なんてことのない作業が
この世界を回り回って
何処の誰かも知らない人の
笑い声を作ってゆく
そんな些細な生き甲斐が
日常に彩りを加える
モノクロの僕の毎日に増やしていく
水色 オレンジ
なんてことのない作業が
回り回り回り回って
今 僕の目の前の人の
笑い顔を作ってゆく
そんな確かな生き甲斐が
日常に彩りを加える
モノクロの僕の毎日に
頬が染まる 温かなピンク
増やしていく きれいな彩り
上記のアドラー心理学は
ドラマでの解釈です。
ぜひ原作を読んで、
自分の解釈を見つけてみてください。
受け取り側によって変わる解釈が、
心理学、書籍や情報の面白さです。
〔引用作成〕
サニステ!~Sunny Station~
http://sunnystation.info/archives/16472
mixiコミュニティ
http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=2817361&id=25249388
嫌われる勇気7話
人にどう思われようが
関係ない。
大事なのは、
"自分が他者に貢献できている"
と実感できること。